リュージュ

リュージュはそりの上に進行方向に足を向けて寝るような姿勢で乗り込み、アゴを引いて進行方向に目を向けるのが基本姿勢です。両足を伸ばしそりの先端に足首ではさみ押さえるようにした体制で、舵をとりながら氷上のコースを滑り降ります。そりは木製で2本の滑走面にはエッジが取り付けてあり、ハンドルもブレーキもありません。そりの長さは選手の膝から肩の長さを越えてはならず、幅55cm以内、重量は1人乗りの場合は22kg以内、2人乗りで24kg以内という制限が設けられています。リュージュの場合は体重の重い選手の方が物理的にも早く滑ることができるために、選手の体重のハンディをなくすために重量付加基準を設けています。これは体重の軽い選手が重りを付けることができ、男子で95kg以下、女子では85kg以下の選手に適用されます。重りは50g程度の円形の鉛をアンダーウェアなどに縫い付けます。競技種目は男子1人乗り、女子1人乗り、男子2人乗りで、男子1人乗りは1000m、女子1人乗りと男子2人乗りはコースの5分の3を滑走します。男子1人乗りと女子1人乗り4回の滑走合計タイムで順位の決定をし、男子2人乗りは2回の滑走の合計タイムにより順位を決めます。

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