デモンストレーター
デモンストレーターは基礎スキー界のトップの人達により構成されており、スキー技術の教科書ともいえる日本スキー教程に記された技術理論を正確に理解し、滑りとして具体的に表現できる人達であり、スキー技術の普及と発展のために全国のスキースクール教師、及びスキーヤー達の技術的指導を行なうという重要な役割を担っています。デモンストレーターの任期は２年で、デモンストレーターの選考会２年に１度の割合で行なわれていますが、出場資格はスキー技術選手権大会の成績が男子６０位、女子１５位までで、そのいずれもが全日本スキー連盟の公認指導員であることが条件です。よって、デモンストレーターの選考会は全日本スキー技術選手権大会の終了の翌日より３日間にわたって設けられています。選考種目は、プルークボーゲン、シュテムターン谷開き、シュテムターン山開き、パラレルターン、ステップターン、小回りターンの６種目です。デモンストレーターの場合はスキーがうまいだけでなく、スキー指導員として他の人にも分かりやすい正確なスキー操作が必要となってくるために、スキー技術選手権大会とは違った演技が求められます。選考会によって選ばれるデモンストレーターは男子２０名、女子５名の計２５名。デモンストレーターはシーズン中に行なわれる全日本スキー連盟のイベントに出席すると同時に、スキー技術の理論と実技を正しく普及させる役割を持つこととなります。
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